MENU
いつかkindle本出せたらいいな。 詳しくはこちら(未設定)

【瞬間視の限界】基本的に見落としは発生します。死角も見落とさないテクニックを駆使して!!!

  • URLをコピーしました!

みなさん、こんにちは。

あいら(@Safety_aira)です。

今日の話題は瞬間視の限界についてです。

運転では認知が大事、気が付くのが大事、予測が大事、ではありますが、

そもそもよく見るとはどういうことなのか・・・というお話です。

結論
そもそも確認するのにガン見👀はわき見ですよね。
よく見ようと思っても実際には1秒程度の瞬間視でしかありません。
そのため基本的には見落としは発生してしまうのです。
私たちにできるのは見落とさないためのテクニックを駆使し、何度でもチェックかけていくしかないのです。

書いているのはこんな人

指導歴18年の現役教習指導員です。

このお話は2段階6番 「人間の能力と運転」 の学科で私がよく話している内容です。

見方を知らなければ危険予測さえもできないのですから。

それではやっていきましょ~。

目次

人間の見える範囲

まずはここから。

見えてる範囲ってこういうこと。

もちろん視野の広さは個人差なので、あくまでも一般的にという話です。

片目で左右それぞれ160度

両目なら200度くらいと言われています。

結構広いんですよね。

なので自分の視野が狭いと思えないのだと思います。

でもこれはただ見えている範囲です。

色彩を確実に識別できる範囲はさらに狭く35度付近までと言われています。

(ちなみにグレーの部分は両目で見えてる範囲ってことです)

ということは!!!!

標識や表示などは

標識も立つよ

基本的に視界に入ってはいるものの、色彩の確認はし辛いということ。

しかも遠いので把握しづらいです。

なので見落としたり、見間違えたりするのです。

見ようとしない限り見えない

距離が近づいてきた場合は、色彩を確実に認識できる範囲から外れます。

つまり視界に入っているだけで見てはいないのです。

見る気がなければ見えない位置と言えます。

でもこの位置って、通常一番理解していてしかも行動済みでなければいけない標識の位置…ですよね。

で、もっと怖いのがここからです。

いわゆる注視点。

ものをよく見るための範囲なんですが・・・

なんと!!!

注視点の範囲はまさに点

まさかの2~3度なんですって!!!😵

だからただ前を見てるだけなのは、何も見ていないのと同じくらい危険なのです。

まんべんなく目を配りながら想像し運転しなければならないのです。

これくらいしか見えていないのでスマホなんて言語道断です!!!!!

ちなみにちなみに。

嘘だ~絶対もっと見えてる!!!

って思う方は、私のブログで実験してもいいですし、お手元も本とか雑誌見てください。

眺めるだけじゃ中身の把握できませんよね???

書いてあるのはわかっても、眺めてるのは読んでいないのです。

読もう、理解しようと思えば1行ずつ1列すつ読みますよね。

そうして初めて頭に入るのです。

漠然と眺めているのは頭に入っていません。

脳は予測に基づいて補正をかけてくるので、認識の誤差が生まれます。

これがものを読む見るということなのです。

見落とさないためのテクニック

以上のことから見落としが発生するのもお判りいただけたと思います。

なので見落とさないテクニックが重要なのです。

テクニックその1 目的をもって見よう!

例えば道路に♢マーク見つけました

ということは横断歩道があるわけですから、まず後続車チェック。

そして道路の混雑状況は前を見ていたらわかるわけですから、

対向車側が渋滞しているのか。

見通しはどうなのか。

当然この間はアクセルやめてブレーキ構えてますよね。

丸見えならそのまま通過でいいですが、もしいたら止まるわけです。

♢マークに気が付くのも、その場に来てからじゃありませんよね?

ということは横断歩道から最低でも100m近く手前から準備しているわけなので、急ブレーキにはなりません。

もし後続車が近いのなら。

さらに早めにブレーキなのでなおさら急ブレーキにはなりませんね。

例えば駐車車両見つけました

避けたいです!!!

それならまず改めて道幅チェック

後続車の様子はどうですか?

対向車の有無

対向車側にセンターライン超えてくる理由があるのなら(自転車歩行者とか駐車車両とか)

同時に行くのは無理ですね?

いても道幅広いなら問題ないように思えますが、そもそも対向車がセンターライン寄りに来ているのに飛び出したら危ないですよね?

じゃあさっさと合図出してアピールしておけば、少し左に寄ってくれるかも。。。。くれないかも。

でも避けてくれたら同時にでも行けますよね。

それに避けてくれなかった場合は、加速してくることが多いのでさくっといなくなってもらいましょ。

お互い探り探りの方が遅いので余計に時間がかかります。

さっさと止まるのが吉。

なにより後続車に対して、私なりに頑張りました!!!

対向車がいて私の腕では自信がありません。

お願い怒らないで!!!という意味でも出しましょう。

後続車は自分も便乗で行ってしまいたい!!!と思っているのかもしれないのですから。

でも無理です!!!

やるだけのことはやったアピールです。

ね?こんなに考えることたくさんあるんですよ!!!!

もちろん最初から知っていてほしい情報もたくさんありますが、状況は刻一刻と変化していきます。

1分前の情報は遅かったりもするのです。

となるとやっぱり重要なのが車間距離です。

スペースクッションとも言います。

自分のためにクッション用意して、すごしやすく運転しませんか?

車間距離は万能薬

これを心に刻んで運転しましょう。

テクニックその2 右から見よう!

右から見る。

ということはもちろん右左右ってみるんですよ~。

信号機のない交差点で左折で出ようとする車って、右ばっかり見てる印象です。

左から逆走の自転車来るかもなのに・・・

右見たままソロソロ~っと出てきますよね。

本人は飛び出すつもりもないんでしょうけども。。。💦

基本的に日本の道路は左側通行なので、左の方が死角が大きいのです。

それなのに右ばかり・・・左折の事故が多いのも納得です。

注視点は2~3度だよ

先ほども出しましたが、注視点はおよそ2~3度程度。

横目でちらっと見た程度では見ていないのと同じです。

しかも見たいものしか見えないので。

  • 自動車(トラックも含む)探すと歩行者は見えない
  • 歩行者探すと自転車は見えない
  • 自転車を探すとトラックさえも見落とす

本当に不思議な現象です。

教習で先に行けると思ったの???見えなかったの???

って聞くと8割見えてないんです。

近くにいても見落とすんだな~って思います。

つまり人間はは見たいものしか見えない

ということのなのです。

テクニックその3 他車の影を見よう!

ちなみにこの場合の他車は自分以外のすべてです。

駐車車両の上から頭見えてる(屋根上情報)

下から車輪や足、または影が見えてる(床下情報)

普通に前車は見えますが、その前、さらにその前の車の合図は見えませんよね???

本来はそのために合図出した後寄せていくわけなんですが。

青なのに流れが悪い場合、単純に渋滞しているか右左折する前の前の車が滞ってるんだな~って思えれば加速しないでいられますよね。

あとは右折時の対向右折のガラス越しに、対抗後続車の様子を見たりしたます。

なので変な角度で来られると見えない💦

もし対抗右折がトラックやバスだったらもう。。。諦める一択ですよね。

だって見えないですもの~。

信号の変わり目で行けばいいだけの事。

だから後続車が通れるように、中央に寄せて前に出ているわけですよね。

邪魔になっていないのだから焦る必要はありませんよ。

テクニックその4 暗がりを見よう!

人間も動物の仲間なので、明るいところに目が行くんですよね。

最近は24時間営業のお店も増えてきたりしてますし。

街灯も増えました。

明るいところに目が行くと、暗い場所がより暗く見えるのです。

だからカーブや右左折時は曲がった先の安全確保ができるまで、加速は厳禁なんです。

で、学科だとここで配光可変のヘッドライトの話するんですが、JAFさんの動画発見!!!

私が欲しかったのはカーブに沿った配光だったんですが、このグネグネ動いてるのが見えるので。。。

まぁいっかな~と。

ついつい最後まで見ちゃった。

JAFさんの実験、いつもお世話になっております。

私のタントちゃんにはついていませんが、女の子向けのめっさ可愛い軽自動車。

キャンバスの一番お高いグレードにはこれが付いているそうです。

ダイハツさんに聞いたら、一番高いググレードじゃないと付けられないそうですよ。

対向車への減光とかは自分でも切り替えできますけど、カーブの暗さはねぇ。

だから加速厳禁なんですが、これがあるからってなんでも加速はもちろん危ないです。

なんでも機械に頼るのはどうかと思わなくもないですが。

最終判断と最終責任はいつだって自分だということはお忘れなく!!!

テクニックその5 死角を断続的に見よう!

これって地味に盲点なんですよね。

教習所で最初に死角についてお勉強するときって

止まっている車で、動かないバイクで見ているから

だからその死角は永遠に死角なのです。

でも交通場面は動いていますよね。

なので死角だな~って思った場所は覚えておいて、2秒後あたりにもう一度見ると今度は見えていますよ。

だから断続的に何度も見る

見えるようになるまで見る

これが鉄則です。

おわりに

ここまで長々とありがとうございました。

多分あいら史上一番の長さでは💦

結論
そもそも確認するのにガン見👀はわき見ですよね。
よく見ようと思っても実際には1秒程度の瞬間視でしかありません。
そのため基本的には見落としは発生してしまうのです。
私たちにできるのは見落とさないためのテクニックを駆使し、何度でもチェックかけていくしかないのです。
そして見落としがあった時のための、危険予測なのです。

事故を起こしてからでは遅いのです。

ただ漠然と眺めているのは見ていないのと同じです。

そんなことは確認したとは言わないのです。

たとえばお針子さんが検針を、いつも大丈夫だからとさらっとしか見ていなかったら?

お客さんはケガしますよね。

お店の評判に傷もつくことでしょう。

お針子さん一人の問題ではないのです。

だから自分でもチェックするし検針する人とのダブルチェック。

これが確認するってことですよね。

そしてこれが車の運転だったら命にかかわります。

しかも確認できるのはまさに自分だけなのです。

いついかなる時もチェックに次ぐチェックをかけて見逃さないようにしましょう。

あいらでした!!!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次